問いかける言葉のデザインは、関係性を編み直す

私たちは、相手と何らかの意思疎通をしようとするとき、お互いが何を思っているのかを理解することや、このような理由でこうする、というように意思と行動は結び付いている。そして、意味や熱意を込めて発信することが主張することだと捉えがちです。私自身も学校教育では、このような教育を受けてきたと感じています。

日々、誰かと意思疎通をおこなう中で、それは、あなたの一方的な価値観の押しつけじゃないの。と感じる場面もあれば、そのような視点や考え方もあるんだと思える場面もあります。

パソコンを使ってデータ入力をする仕事で入力ミスをしたとします。

ある人は、「なぜミスをしたの?原因は何だったの?再発防止策は?」と問いかけます。

ある人は、「誰しもミスをしようと思わない。それが正しい、大丈夫と思って行動したと思う。それでもミスが起こった背景には何があったからだと思う?」と問いかけます。

同じ出来事に対する問いかけでも、肯定的に感じたり、否定的に感じたりするのはなぜだろう、どのような違いや差があるのだろう。

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